感動させる仕事
当院が所属している
獣医の麻酔・集中治療のコミュニティであるVESが
今年動物病院を開業するんですね。
当院の患者様の中にはすでにご存知の方もいらっしゃるとは思うのですが
アネス動物病院という
めっちゃ麻酔やん!って名前の動物病院です。
(麻酔は英語でanesthesiaです。)
個人的にすごく楽しみにしている動物病院なんです。
その開業予定の動物病院のインスタグラムに
先ほどこんな感じの記事がアップされておりました↓
当院も見習わなければいけないなと感じました。
『自分の仕事が人を感動させるか?』
そこに重きを置いて仕事をするのはとても大切だと僕も思います。
デールカーネギージャパンのページには
人を感動させる5つの秘訣みたいなのが書いてありまして↓
- 自分の行動に情熱を持とう
- 優れたアイデアを奨励する
- 無駄な時間の排除
- 限界を設けない
- 自分の言葉に責任を持つ
こんな感じのことがまとめられております。
自分自身やうちの病院に当てはめた時に
1、2、4、5は何とか頑張ろうというしているんじゃないかなと思えるわけですが
3番の無駄な時間の排除というのは
本当に大事なことにできる限り注力しましょう的なニュアンスの内容でありまして
そこはまだ徹底できてはいないかなと感じます。
あとは、ここからは個人的な考えにはなりますが
人が何かに感動する時というのは
良い意味で裏切られた時だと思うんですね。
あんまり期待してなかったけど、想像してた水準の遥か上を超えて来たときに
人の心を大きく動かすんじゃないかなと思うんです。
動物病院なんてどこも同じでしょー的な人が病院を訪れて
『スタッフさんも看護師さんもこんなに親切で丁寧で
先生もめっちゃ話聞いてくれるやん!』みたいなことがあったりとか
動物病院なんてワクチンとかでしかお世話にならないしー的な人が
『一回しか行ったことないのに、次から名前をしっかり覚えてもらえてる!!』
みたいな時にちょっとした感動があったり
今までいくつか動物病院回ったけど
この子の状態はやっぱりこれ以上良くならないのかあと
諦めていた時に、最後の望みをかけて訪れた動物病院で
みるみる元気になった動物の姿を見た時とか
そういう時に人の心って動くんじゃないかなと思うんです。
動物病院は医療を提供する場所だと考えているので
僕たちが感動を与える主体は医療面でありたいとは思うのですが
患者様に対する接し方だったりですとか
動物との触れ合い方だったりですとか
そういうホスピタリティの要素でも充分に感動を与える要素というものを
動物病院は持ち合わせていると思うんですね。
病院に来る前と訪れた後で
何だか心が軽くなっていたり、明るくなっていたり
そういう気分にさせることのできる動物病院を目指せば
少しは感動を与えることのできる動物病院になれるのかもしれません。
当院もまだまだ発展途上です。
そのせいか、今の病院で働いていると
患者様の感謝の言葉やご好意にこちらが感動させられる場面の方が
こちらが患者様を感動させている場面よりも圧倒的に多いんじゃないかと感じています。
病院で働いている身としてはすごくやり甲斐を感じられるので
ありがたい限りなのですが
本当はこちらも感動を提供したいので
もっと多くの人に感動を与えることのできる動物病院を目指したいと思います。
今日はこの辺で失礼いたします。
それでは!