6月11日土曜日の診察時間です。全身麻酔についてのご相談もいつでも受け付けております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
6月11日 土曜日の診察時間です。
午前中 9時30分 から 12時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
午後は手術の予定ですので
通常診察はしておりません。ご了承ください。
失敗したらどうしよう?
何かが起こったらどうしよう?
とやる前から不安になるのは
それだけ準備ができていないからだ、とよく言われてきました。
確かに、手術に臨む時なんかはそうなんだと思います。
考えに考えを重ね、思いつく限りの合併症が起きた時の対応を
やる前から予測しておき
それに対しての準備を万全にした状態で臨むことができれば
不安になることなどないのかもしれません。
いや、でも、100%絶対大丈夫なことなんて絶対無いと思っておりますし
不測の事態というものは、いつだって起こり得るものだと思います。
だからどんだけ準備をしたって
やっぱり不安というものはゼロにならないんじゃないかな、と僕は思います。
というより、絶対大丈夫!みたいな感じで
調子に乗っていると大体が足元を掬われるような結果に至るわけで
それはイコール動物の命の危険というものに繋がってしまうのです。
結果として
ちょっとぐらい不安なぐらいがちょうど良いんじゃないかという考えに至ります。
いつ肺水腫になってもおかしくないぐらいの
心臓病の子に全身麻酔をかけて手術をします、とか
慢性腎臓病のステージ4の子にどうしても麻酔をかけないといけません、みたいな
そういった心臓疾患・腎臓疾患を抱えた犬さん、猫さんに
全身麻酔をかけるという行為は
そんなに、というと語弊がありますが
そこまで大きな不安を抱えて手術に臨むということはなくなりました。
もちろん、健康な子に比較してリスクは大きいのだと思いますし
十分に飼い主様と話し合った末の結論として、手術に臨みます。
ですが、こちらから麻酔のリスクを盾にして麻酔をかけることはできません、とは言いません。
やっとそこまで来れたのかな、と思います。
そんな中、呼吸器疾患を抱える子達の全身麻酔については
上記の循環器・腎疾患と比較すると
自分の中での不安がまだ少し大きいように感じています。
パグさんやフレンチブルさんなどのいわゆる短頭種さんの全身麻酔なんかは
特に不安の要素が大きくなることはないのですが
肺に疾患を抱えている子
胸水抜去を何度も繰り返しており、経過が長い子
などの麻酔に関しては不安材料が増えてしまうような気がします。
経験した症例数が少ないのかもしれませんし
今までの苦い経験がそうさせているのかもしれません。
今日は21時から呼吸器麻酔のセミナーです。
人のお医者様が講演してくださる内容で、非常に楽しみにしています↓
呼吸器疾患を抱えた子の全身麻酔に対する不安というものを
少しばかり減らせるように
精一杯、聴講していきたいと思います。
ちょっとばかり強くなれたらいいですね。
それでは今日はこのへんで失礼いたします。