3月27日日曜日の診察時間です。腎臓病・心臓病の診断・治療に力を入れております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんにちは。大山です。
3月27日 日曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 14時 から 18時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
以前に患者様向けにとったアンケートの中で
診療にかかる費用は月にどの程度までなら許容できますか?という問いがありました。
その中の選択肢に『必要なら診療費用は気にしない』的な選択肢があったのですが
アンケートにお答えくださった多くの方がその選択肢を選ばれておりました。
考えてみれば当然なのかもしれません。
わんちゃんもねこちゃんも命です。
動物を家に迎えるということは、それ相応の覚悟が必要となります。
僕には3人の息子がおりますが
その子達が何か病気になって医療費がかかるとなった場合
同じように費用のことは気にしないとは思います。
もちろん心臓移植のような数億円規模の医療費なら話が別になりますが
一般的な医療費負担の金額をいちいち気にしながら病院に通うことはないと思います。
日本は先進国の中では、動物愛護後進国だと思いますし
動物医療に対する考え方も遅れている場合も多いのかもしれません。
ですが、僕がわんちゃんを飼い始めた20年前と今とでは
間違いなく動物に対する考え方が変わってきているように思います。
自分の子ども同然で、という表現をされることが多いと思いますが
見ていると、実際のお子さん以上の存在になっているご家庭も多いように感じています。
健康診断を毎年きちんとされているご家庭が増えているのもその例の一つだと思います。
もちろんお金は大事だと思いますし
費用が高額になることはご家庭に対する負担も大きいものだとは思います。
ただ、費用に制限がかかってしまうと、どうしても医療に制限がかからざるを得なくなるケースもありますし
逆に、お金は気にしませんので全力でできることは全部やってください、と言われた場合の救命率はやはり上昇する傾向にあるとは思います。
こういう風に書くと
お金がなかったら動物を飼ってはダメなんですか?と聞かれそうではあるのですが
たぶん、そこはダメと答えるべき時代になってきているのではないかなあ、と感じます。
動物医療もかなり発展しています。
医療顔負けの動物医療を提供できる場面も少なくありません。
ただ、どうしても良いものを提供しようとするとそれなりの費用はかかります。
それを享受したいと考えるのであれば、お金はかかってしまいます。
難しいですよね。
どこまでを自分の家族にしてあげたいか?ということも問題になってくると思いますし
医療の発展とともに、できることの範囲も広くなってきています。
以前なら何も手の打ち用がなかったものにも、新たな選択肢がでてきていることだってあります。
そういう選択肢が出てきた時に、自分なら自分の子にできる限りのことをやってあげたいと思うか否か?
そこを普段から考えておいて
いざという時に覚悟を持って決断を下すことは
動物を飼う人の責務なんだろうと思います。
命を家庭に迎え入れるということは、そんなに生半可なものではないと僕は思います。
それでは、今日はこのへんで。