みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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2月5日土曜日の診察時間です。猫の乳腺腫瘍と避妊手術について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

2月5日土曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

昨日の犬さんの乳腺腫瘍に引き続き

本日は、猫さんの乳腺腫瘍について書いていきたいと思います。

わんちゃんとは異なり、猫ちゃんの乳腺腫瘍は

その85〜95%が悪性で、良性の乳腺腫瘍であることはまれです。

猫ちゃんの乳腺腫瘍において、腫瘍の大きさは重要な予後因子の一つとされ

2cm以下の腫瘍の場合には外科的な治療による治療効果が期待できますが

3cmを超える腫瘍となると、生存期間が短くなる傾向にあります。

挙動として、転移する確率も50〜90%と報告されており

早期発見・早期治療介入が望ましいとされております。

どの動物病院でもそうかもしれませんが

わんちゃんの乳腺腫瘍と比較すると

猫ちゃんの乳腺腫瘍に遭遇する数というのは少ない傾向にあります。

ただ、猫ちゃんの乳腺腫瘍の発生率は

猫ちゃん自体が犬さんと比べると動物病院への受診率が低いことから

過小評価されているんではないか、という指摘もあり

病院に来ていないだけで、実際はもっといらっしゃるのかもしれません。

また、犬さん同様、猫ちゃんの乳腺腫瘍形成にはホルモンの曝露が強く関与します。

避妊手術を受けている猫さんと比較して

避妊手術を受けていない猫さんに関しては、乳腺腫瘍発生率が7倍にもなるとされております。

犬さんと同様に、避妊手術の実施時期が乳腺腫瘍発生と関連しておりまして

6ヶ月齢以下で避妊手術をした猫ちゃんの91%

7〜12ヶ月齢で実施した猫ちゃんの86%

13〜24ヶ月齢で避妊手術をした猫ちゃんの11%で

乳腺腫瘍の発生リスクが低下するとされております。

当院はキャットリボン運動の提携動物病院でもあります。

乳がんで亡くなる猫ちゃんを一人でも多く減らすための活動に協賛しております。

それもあり、当院では犬さん同様、猫ちゃんの避妊手術も強く推奨しております。

犬さんの場合とは異なり、猫ちゃんの乳腺腫瘍はほとんどが悪性腫瘍です。

発見される頃には、全身に転移してしまっていることも少なくありません。

そういった猫さんを一人でも多く減らしていくために、若齢期での避妊手術を推奨しております。

猫ちゃんの避妊手術をお考えの方は

ぜひ一度当院までご相談に来ていただければと思います。

それでは、今日はこのへんで。

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