2月3日木曜日の診察時間です。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
2月3日木曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
初めて犬さん・猫さんを飼う人にとっては
ブリーダーさんやペットショップの店員さんの存在が
すごく大きなものであるように感じます。
何でなんだろうなあ?って僕たちが不思議に思うくらいに
僕たち獣医師が病気について話している時でさえ
ブリーダーさんに教わったことを優先しようとする人も一定数いらっしゃいます。
アカチャンホンポの店員さんや西松屋の店員さんのアドバイスと
小児科の先生の病気に対するアドバイス。
自分の子どもが熱を出した時に、どちらの意見を尊重しますか?
って聞かれて、店員さんです、って言う人が果たしてどれだけいるのかと考えると
動物の業界で起きている事象は不思議でなりません。
獣医さんが業務を行っているのなら話は変わるかもしれませんが
ブリーダーさんやペットショップの店員さんは
基本的に、大学で獣医学を学んできているわけではありません。
彼ら・彼女らは別に国家資格を有しているわけでもないので
何かをやらかしても社会的な制裁は受けにくい傾向にあります。
なので、めちゃくちゃなことを飼い主様に伝えても何のお咎めもないのでしょう。
現に、わんちゃん・ねこちゃんを引き渡す時に
一緒に何ヶ月分か何年分かのフードをセットで契約させようとするブリーダーさんやペットショップさんも多いです。
お金が欲しいのかもしれませんが、ほんとにやめてほしいなと思います。
わんちゃん・ねこちゃんは命ある生き物です。
体の状態は日々変化します。
どこかのタイミングで、嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こし、そのフードを続けない方が良い場面が出てくるかもしれません。
それなのに、1年間はブリーダーさんと契約したゴハンが届くのでフード変更はできません、と言われてしまうわけです。
年単位でフードを売りつけるブリーダーさんは、動物を何だと思っているんですかね。
日本人の動物に対する価値観が招いている事態なのかもしれませんが
少しずつ変わってくれると良いなと思います。
フランスでは2024年からペットショップでのわんちゃん・ねこちゃんの販売禁止が決定しました。
日本は動物愛護後進国なので、なかなか同じような状態になるのは難しいのかもしれませんが
早く日本からも悪しきペットショップがなくなる日が来てくれると
被害にあっている動物たちの数も減るのになと思います。
1日でも早く動物たちにとって優しい世の中になってくれると良いですね。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。