1月20日木曜日の診察時間です。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
1月20日木曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
あらかじめ申し上げておきますが
今日は炎上するかもしれない案件です。
不快に感じた方がいらっしゃたら申し訳ありませんが、直接ご意見いただけると嬉しいです。
よろしければ建設的な議論をしましょう。
SFTSという病気が世の中に知られるようになって
まだそんなに日は経っていないかもしれませんが
静岡県での発生も多いことから
ベーリンガーさんがこんなのを作ってくださいました↓
実際にSFTSが発生した時の対応が書かれております。
SFTSはマダニによって媒介される非常に恐ろしい病気です。
詳しく知りたい方はこちらから調べていただければと思いますが↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html
一般的には人、猫、犬いずれも感染しますが
人と猫さんの症状が重篤になりやすいとされております。
去年も静岡県内での発生が認められておりますし
静岡県内での獣医さんにも感染事例があるみたいです。
野良猫さんを相手にすることもある仕事なので仕方ないでしょ、と言われればそうかもしれません。
ですが、致死率が10〜30%とされる疾患で
有効な治療方法はなく、対症療法しかできないような疾患はやはり恐ろしく感じてしまいます。
僕からすると、新型コロナウイルス感染症よりもよっぽど短でよっぽど怖い感染症のように感じます。
そこで改めて思うのが
完全に外で生活している猫さんの診察する時に
通常の診察料にプラスして代金をいただく方が良いのではないだろうか?ということです。
野良猫さんは、全員が全員そうではないですが
中にはかなり攻撃的な子もいます。
僕を含めスタッフ皆、怪我をするリスクがかなり高くなります。
SFTSのような感染症のリスクもありますので、通常の家猫さんと比較して
徹底した消毒作業が必要となります。
そういった危険性や作業量の多さなどから考えると、高くする方が良いのではないかなと思うわけです。
そうすると一部の人々から反感を買うのだろうと思います。
ただでさえ、当院は野良猫さんの去勢避妊手術を他の猫さんと同じ料金でさせていたたいでいます。
野良猫さんだろうと家猫さんだろうと同じ猫さんなので
きちんとした医療を提供したいという思いからさせていただいているわけですが
そうすると、保護猫なのにお金がかかるんですか?という質問をしてくる方がおりまして
なんだかなあ、と思うのです。
手術を同じ料金にして、怒ってくる人がいるくらいなので
野良猫さんの診療代金は家猫さんの料金より高くなります、となると反発が来るとは思います。
ただ、院内のスタッフや現在来ていただいている患者様を守るためにも繋がることだと僕は思うので
反論されたら反論されたで、きちんとお話させていただきます。
野良猫さんを無償で診てくれたり、格安で診察していただける動物病院もたくさんあると思うので
ご自身のお考えに合った動物病院を選ばれる方が良いと僕は考えます。
保護された後も、きちんとお家の中で飼っていただける方もたくさんいらっしゃいますし
そういう方が猫ちゃんを保護される活動は素晴らしいことだと思います。
別にそこに対して反対しているわけではございません。
ただ、飼っている猫じゃないんだから安くしてよ、というのは違うでしょ、という話であります。
一つの命を保護するということはそんなに生易しいものではございません。
それなりの覚悟を持って保護していただければと思いますし
動物病院は医療機関であり、慈善団体ではございません。
その点を理解していただけたら、すごく嬉しいなと思います。
が、そう簡単な話ではないんでしょうね。
なかなか難しい話題ではありますが
スタッフみんなで話し合ってどうするかは考えていきたいと思います。
それでは、今日はこのへんで。