11月10日水曜日の診察時間です。療法食について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
11月10日 水曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
最近、子どもたちの朝のルーチンワークとして
4歳の長男は公文式とZ会のドリルを
2歳の次男は七田式のドリルをやっているみたいなんです。
どのドリルをやるのが一番将来的に良い影響を齎すんですかね。
何か情報をお持ちでしたら教えてください。
そんな子どもたちに負けじと
自分自身も朝活として
獣医学とは関係のない読書でもしたいなとずっと思ってはいるのですが
ただ思っているだけで、なかなか早くに起きることのできない日々が続いております。
来年の目標の一つにでもしましょうかね。
と、前置きはこのへんでおしまいとしまして
今日はわんちゃん・ねこちゃんの療法食についてでも書いていきます。
腎臓病用、肝臓病用、心臓病用、尿石用、消化器用、アレルギー用、ダイエット用など
療法食にも様々な種類がありますが
いずれにしても、療法食は病院で出される薬と同じ枠組みで考えていただける方が良いと思います。
ペットショップやホームセンター、インターネットでの通販なんかにも流通してしまっているため
気軽に手に入れようと思えば比較的簡単に手に入れることができてしまいます。
そのせいか、あまり気にせず普通に購入されている方も多いのではないでしょうか。
先ほども書きました通り
療法食=お薬と考えていただく方が妥当かと思います。
薬と同じように、療法食にも使用にあたっての適応症例というものが存在します。
やみくもになんとなく始めて良いものではありません。
特に、健康診断の血液検査で腎臓の数値が高かったから、腎臓病療法食を始めよう、とか
過去に膀胱炎になったことがあるから、尿石用の療法食を始めてみよう、とか
肝臓の数値が高いから肝臓病用療法食を始めてみようとか、色々とあると思います。
ただ、人間と同じように考えていただくとわかりやすいと思うのですが
高血圧だから勝手に血圧の薬をネットで買って飲んでみよう、とはならないですよね?
基本的にそういった市販されていない医薬品は手に入れることができないはずですし
医師の処方がないと手に入れることができないはずなんです。
療法食もそれと同じです。
獣医師の処方があって初めて、療法食を始めるのであって
勝手にペットショップやホームセンターで買うべきものではありません。
というよりも、そもそも市販で買えること自体が異常な状態であって
一部の悪質な獣医師やペットショップなどのせいでネットにも出回ってしまっている現状があります。
療法食メーカー側もできるだけ市販されないような流通システムを考えてくれてはいるのですが
どこの世界にも悪い人たちというものはいるもので
なかなか抑えることができないのが現状です。
獣医師の指示なく、勝手に療法食を買う人の数が減れば
そういう行為もなくなるのかもしれませんが
残念なことに、動物病院で購入するよりも
そういった市販で購入する方が、期限が近かったり
大量に仕入れているせいもあってか安いんですよね。
そうするとどうしても市販で購入する行為というものは止めることができないようです。
なかなか難しいですね。
かくいう当院も病院との距離的な問題であったり
在庫をたくさん置いておけない事情があったりで
仕方なく市販で購入していただくことをお願いすることもあります。
ただ、それはあくまで獣医師の指示のもとで購入していただいているので
誤った療法食を食べてしまうという危険性は少なくなるとは考えております。
一番怖いのは、間違った療法食を始めてしまうことによって
逆に病態を悪くしてしまったり、場合によっては生命の危険にさらされることもあります。
そういった事態は避けなければなりません。
特に、ブリーダーさんやペットショップさんからの指示で
療法食を始められる方も時折見かけるのですが
本当に危険な行為なのでオススメはしません。
仮に何か問題があってもそういった施設が責任を取ってくれるわけでもないと思うので
きちんとかかりつけの獣医師の先生に相談していただいてから始める方が良いと思います。
そんな感じで、今日は療法食について書かせていただきました。
もし何かご質問などありましたら
ご気軽に病院までお越しください。
よろしくお願いいたします。
それでは。