猫さんの去勢手術・避妊手術
一時期、少し去勢手術と避妊手術の件数が減ったかなあとか
思っていた時期もあったのですが
また来月からは元に戻りそうな感じで予約が入っています。
去勢手術や避妊手術の相談を目的に来院されるケースも増えている気がします。
なので、せっかくなら去勢・避妊について
何かしら新しい報告とかないかな、と調べてみました。
出てきたのがこちら↓

イギリスの猫さんの寿命を調査した研究みたいな感じです。
その数、なんと7708頭。
動物医療の世界だと、なかなか多い数のデータだと思います。
この中で、去勢手術した男の子、避妊手術をした女の子、手術していない男の子、女の子の
四つのグループに分けて、生存曲線を見ている部分があります。
それがこちら↓

避妊手術をした女の子が1番長生きで
去勢手術をしていない男の子が1番短命というデータにはなっています。
まあ、これだけ見て同じ性別同士で比較すると
去勢・避妊手術を実施する方が、単純に寿命が延びる?って話になってしまうかもしれないのですが
そう単純な話でもなく
手術をしたタイミングとかも細かく分けられていないですし
このデータは家の外に出てしまう猫さんのデータなども含まれております。
見方を変えると
去勢手術や避妊手術を実施された猫さんたちの方が
単純に普段の生活空間が安全である可能性が高かったり
動物医療に対する意識も高いご家族様が多いので
何かしらの体調不調の際には動物病院を受診する確率が高かったり
結果的に、医療介入する確率が高くなり、それだけ寿命が延びているという可能性もあるわけです。
データの解釈って難しいですよね。
最近は、去勢手術や避妊手術をされていない中年齢以上の猫さんを見かける機会は
かなり少なくなっておりますが
それでも、全身麻酔をかけて行う手術ですし
リスクもゼロではないですし
一生に一度しかない一大イベントだとは思うので
何も考えずに手術を選択するのではなく
何が良いのかをしっかり検討したり、動物病院で相談してみたり
色々と考えた上で、手術するかしないかを決める方が良いのかと思います。
これから猫さんの去勢手術や避妊手術を考えている方にとって
少しでも参考になりましたら嬉しいです。
それでは、今日はこのへんで。