キャットフレンドリーな動物病院
キャットフレンドリークリニックという猫さんに優しい動物病院という
認定資格みたいなものがあります。
ゴールドとかシルバーとかあるやつですね。
猫さんが大好きな皆様の中にはご存知の方も多いかもしれません。
キャットフレンドリークリニックへの認定には
認定基準みたいなのがありまして
動物病院の構造面だったり、医療設備面だったりで
色々と条件があります。
当院も一応基準を満たそうとすればできるので
認定してもらうことは可能ではあるのですが
僕としては
犬さんも診察する動物病院が果たして本当に猫さんにとってフレンドリーな病院なのか?
という疑問もあり、取得しようとは考えておりません。
待合室を完全別々にしたり、診察室を別々にしたりするだけで
中では繋がっているみたいな動物病院さんもたくさんあるとは思いますが
わんちゃんの気配や声がするだけで
緊張が走る猫さんだってたくさんいらっしゃると思いますので
それはあんまりフレンドリーとは言えないのかなあというのが個人的な感想。
理想は建物ごと、別々にして
犬さんしか診察しない病院と、猫さんしか診察しない動物病院を分けるべきなのかなあと。
ただ、感染症的な視点で考えるとまた違う側面も見えてきまして
猫さんの感染症の多くは
猫さん同士で感染が成立します。
猫エイズや猫白血病もそうですね。
猫風邪と呼ばれるようなウイルスが原因となる感染症もそうだと思います。
特に野良猫さんの診察が多い動物病院さんなんかだと
猫さんにとっては感染症のリスクが上がる可能性もあるのかな、と思っています。
人が病院を受診したのをきっかけに、風邪をうつされてしまったみたいな状況とおんなじですね。
そういう意味では
逆に猫さんが立ち入らない・猫さんを診察していない建物の中で
猫さんの診察をしてもらう方が
猫さんにとってフレンドリーなんじゃないか?とかも思うわけです。
猫さん専門動物病院の方が
猫さんにとってリスクが上がることもあるのではないか?という個人的な意見でございます。
何が正解なのか難しいですよね。
わんちゃんの飼育頭数が減少している中で
猫さんの飼育頭数はそんなに変わらないと言われていたり、増えているという方もいらっしゃいます。
それぐらい猫さんと一緒に生活をしている人は増えているのだと思います。
当院でも、猫さんのカルテ数はすごい勢いで増えている気がしています。
猫さんを診察する機会が増えているからこそ
猫さんにとって優しい動物病院って何なのか?
色々な視点から考えていかないといけないですね。
当院は今のところキャットフレンドリークリニックの認定を受けようとは考えておりませんが
猫さんにとって優しい動物病院であろうとは思っています。
もしよかったら皆さんも一緒に考える機会にしてみてください。
それでは、今日はこのへんで。
キャットフレンドリークリニックとは認定資格を取ってなるというより、先生の診察の際の猫への接し方だと思いますよ。大山先生はある病気で診察に来ても必ず全身触診チェックして次にその部位のチェックに入ります。飼い主からすると初診の時凄いと感じました。他の病院にもずっと前まだみなとまちが出来る前複数の病院行ったことありますが、その部分しか見ませんでした。なので凄い全身チェックするなんてと思い感激しました。それぞ猫に優しいフレンドリークリニックじゃないですか。
>猫多頭飼い主様
嬉しいコメントをありがとうございます。
身体検査をする時は、『主訴は最後に診なさい』と2年目ぐらいの時に教わった記憶があるので
その教えも今も守るようにしています。
ご家族様が教えてくださる症状はすごく重要なヒントなことも多いですが、そこに引っ張られるとたまに遠回りになってしまうこともあります。
できるだけそうならないための教えなのだと思います。
猫さんにとってはベタベタ触られるので嫌な子もいるかもしれませんが
そこらへんは猫さんとご相談しながらできる範囲で触らせていただいております。
これからも猫様にとって優しい動物病院であれるように心がけたいと思います。