テルミサルタン注意報
明日から当院のお盆休みをいただきます。
ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません。
今日はそんなわけでお盆休み前の最終日。
予想通り混雑してしまいました。こちらもすみません。
一日のトータルの件数が68件なので、最多タイかもしれません。
僕の目標はとりあえず70件超えることなので
そこを成し遂げることができなかったのは残念なのですが
いわゆる繁忙期ではないこの時期に
これだけの患者様にお越しいただける存在になったことは嬉しく思います。
いつもありがとうございます。
そんな本日の初診の患者様が8件いらっしゃったのですが
そのうちのお一人の患者様は
6月に心臓の薬と腎臓の薬として処方された薬を飲むようになってから
食欲が落ちてしまったという主訴で来院されました。
以前にも同じような子の情報をブログでも書いたことがあると思いますが
この子もおそらくテルミサルタンによる薬剤性の腎障害が疑われました。
何度もここでも書いているように
テルミサルタンというお薬は
本来は尿蛋白もしくは高血圧を認める時にのみ適応になるお薬であって
腎臓が悪いから、という理由で処方されるべき薬剤ではありません。
例の如く
今日の犬さんも尿蛋白の検査や血圧測定をされたわけではなく
ただエコーで腎臓に結石があるからという理由でテルミサルタンを処方されたそうです。
もう意味わかんないですよね。
しかも、薬を始めてから明らかに調子が悪くなっていってたみたいなので
ご家族も、薬のせいかなあと疑問に思ったそうで
何度か処方した獣医師に確認をとったそうです。
ただ、今まで他の子ではそんなこと起こったことがない
薬のせいではない、との見解で
取り合ってもらえなかったそうです。
お話をお伺いする限り
状態はどんどん悪くなっていたので
今日血液検査もさせていただいたのですが
春には何の問題もなかった腎臓の数値が
今日の検査ではBUNが140over、Creが6.26mg/dlまで上昇してしまっておりました。
もうここまでいったら悪なんじゃないかなと思うわけで
本当は動物病院の名前とか公表できたら
こういう公害問題みたいな事態を減らしていけると思うんですけど
たぶんそうすると、僕が訴えられちゃうんですよね。
なので、せめてもの抵抗として
こうやってブログに書くことにしてます。
半分ぐらい感情に任せて書いてしまっておりますので
不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが
今回の場合、適応違いな症例に薬が処方されているのもそうですが
体調不良の原因が薬なんじゃないかという患者様の申し出も
否定するような感じの獣医師の態度だったりの
一連のお話を聞いていると
やっぱ可哀想になってしまいますし
そういうの許したくないので
何かできないかなってことで書いてます。
テルミサルタン自体は
僕も使用する薬剤ですし
タンパク尿の症例に対してはすごく効果的だなと実感することも多い薬剤です。
問題は、それを誰がどのように処方するかであって
決して薬自体が悪というわけではありません。
適応症例にきちんと処方しましょうというだけのお話です。
テルミサルタンに限らず
動物病院で処方されたお薬の内容は
できればご家族の皆様もある程度知っておいていただく方が良いと思います。
結果的にそれが家族を守ることにもつながるんじゃないかと思います。
今一度考えてみてください。
それでは今日はこのへんで失礼いたします。