静岡市清水区の動物病院。みなとまちアニマルクリニック。腎臓|心臓|麻酔

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11月20日土曜日の診察時間です。抗菌薬の使用について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

11月20日土曜日の診察時間です。

午前中 9時30分 から 12時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

僕が新卒の獣医師として働き始めた動物病院では

猫ちゃんが膀胱炎症状(頻尿とか血尿など)で来院された場合には

抗菌薬(一般的に抗生物質と言われる薬剤はここに含まれます)と止血剤を投与し

処方するというのがルーチンワークとして行われておりました。

しかも、膀胱炎に対する抗生物質を使用する期間というものは

当時3週間というのが通説みたいになっており

その動物病院では、一週間ごとに使用する抗菌薬の種類を変更しておりました。

ずっと同じ抗生物質を使い続けていると耐性菌が発生するリスクが上がるから、という

今考えてみればよくわからない理由で、そのようなルーチンワークが行われておりました。

抗菌薬に耐性のある(抗生物質が効かない)細菌、いわゆる耐性菌の問題は

動物医療だけの問題でも、日本だけの問題でもありません。

世界中の医療期間で問題視されております。

その原因の一つは、抗菌薬の不適切な使用であり

抗生物質を乱用することだと思います。

特に多くの動物病院において

感染が起こってないにも関わらず、抗菌薬(抗生物質など)が使用されているケースが非常に多いように思います。

上記の猫ちゃんの膀胱炎もそうです。

猫ちゃんの膀胱炎の原因の中に

感染性膀胱炎というものは多くありません。

それなのに、尿検査も行わず抗生物質をとりあえず処方されているという現実があります。

そこで僕自身、明らかな感染徴候を認めない場合の抗菌薬の使用は極力下げようと思いました。

去勢手術や避妊手術の術後にルーチンで処方される抗生物質は意味があるのか?

何で熱傷で皮膚が剥がれている患者さん全員に抗生物質の投与は必要なのか?

褥瘡で皮膚が剥がれ落ちてしまっている子に抗生物質は投与すべきなのか?

以前は絶対に使用を検討していた場面で、使用しないことを選択するのは結構勇気が必要でした。

だって、そうですよね。

今までは抗生物質を使用していたから感染を防ぐことができたんだ、と考えていたわけで

それを使用しなくても良くなるんじゃないか?という発想に切り替えるのは、なかなか勇気がいることです。

でも、実際、不必要だと考える抗菌薬の使用を中止し

きちんと栄養を取ってもらい、場合によっては脂肪酸のサプリメントを併用することによって

見事に皮膚は綺麗になっていきました。

それまで、重度の外傷や熱傷、褥瘡など

皮膚の損傷が激しい場合には、感染予防として抗菌薬を使用する、という考えを

ある意味刷り込まれていたので

投薬を行うことなく綺麗にすることができたことには結構驚きがありました。

それとともに今まで抗菌薬を処方していた方に申し訳なくなりました。

また、少し話は逸れますが

寝たきりになったわんちゃんの褥瘡というものは

完全に治すことは困難だと考えておりましたが

栄養療法を心がけることによって非常に良好な成績をおさめるようになりました。

普段から、ここのホームページでもそうですが

当院の強みは、循環器・腎臓病・麻酔・・・と言っておりますが

個人的には外傷や褥瘡の治療というものも結構好きでして、そこそこ自信のある分野?です。

あと、めちゃくちゃ話が逸れていきますが

最近は、骨格筋の維持というものがものすごく大事だなと感じることが多いです。

寝たきりになったことによって起こりやすい褥瘡も

そもそも四肢の筋肉を日頃から強化しておくことで防ぐことができるかもしれませんし

心臓病や腎臓病の予後に関しても

体重が少ない子よりも多い子の方が予後が良いとされております。

全身を流れる血液のおおよそ15%が骨格筋に分布されると言われるほど

筋肉というものは大切な臓器の一つだと思います。

そういった筋肉を維持するための理学療法や栄養療法なんかにも

今後力を入れていけるような動物病院にしたいなと考えております。

抗生物質の話はどこに行ったんだろう?という感じですが

当院は抗菌薬の処方を可能な限り必要最小限に抑えるよう努めております。

そうすることで、犬さん・猫さんはもちろんのこと

そのご家族、院内スタッフ、当院に出入りする方々全員の身を守ることに繋がります。

大袈裟なように聞こえるかもしれません

逆を言えば、耐性菌の発生というものは、それぐらい幅広く影響する問題です。

耐性菌まみれのわんちゃん・ねこちゃんを飼育していると

そのご家庭でも耐性菌が溢れており

いざ自分が医療を受ける側に立った時、同時に窮地に立たされているかもしれないということです。

抗生物質の乱用というものはそれぐらい危険な行為ということが伝わりましたでしょうか?

当院は、犬さん・猫さんだけでなく、そのご家族にも安心していただけるような動物病院を目指しています。

それでは、今日はこのへんで。

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