静岡市清水区の動物病院です。予防接種・去勢手術・避妊手術などから重症症例の対応まで幅広く診療させていただきます。よろしくお願いいたします。

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10月14日木曜日の診察時間です。今日は全身麻酔について書こうかと思います。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

10月14日 木曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

以前のホームページが使用できなくなったため

犬さん・猫さんの全身麻酔に対する当院の考え方、のページも消えてしまいましたので

また新しく書いてみました↓

以前のページに書いていた内容をあまり覚えていないので

とりあえず、今思いつくことをツラツラと書いてみました。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

昨日も書かせていただいた今開催中の学会の中でも

麻酔についての講義がいくつかありまして

その中でも米国獣医麻酔専門医の先生が述べられておりましたが

全身麻酔というものは、そこで起こりうる合併症を予測し、対策を練るということが非常に大事になります。

講演の中では、車の運転に例えられておりましたが

高速道路で車を運転するときに注意することと

田舎の山道で車を走らせている時に起こりうるイベントというものは違うと思います。

僕の地元である奈良県の奈良公園近辺では

普通に鹿が路上を歩いています。

車を走らせていて、鹿を見かけることなんて日常茶飯事です。

一方、静岡のバイパスを走っていて鹿に遭遇することはあまり想定されていないように思います。

全身麻酔も同じです。

麻酔をかける対象である犬さん・猫さんが抱えている病気によって起こりうる合併症

麻酔をかけて行う手術や検査において起こりうる合併症

その子の品種や個体独自の合併症など

そのわんちゃん・ねこちゃんと行う処置によって、想定できる事象はもちろん異なります。

そこを麻酔をかける前に確認するための麻酔前検査です。

その子が抱えている持病は何なのか?

それにより起こりうる合併症はどういったものなのか?という具合です。

場合によっては、手術の前に投薬や処置による状態が安定化が必要になることもあります。

もしかしたら、症例によっては麻酔をかけて手術を行うメリットよりも

全身麻酔をかけることによって起こりうるデメリットの方が大きくなる場合もあるかもしれません。

その場合は、もちろん飼い主様との相談になるわけですが

手術で得られるメリットが少ない以上、手術しないことを勧める場合もあります。

ですが、麻酔によるデメリットを過剰評価してしまうのはよくありません。

高齢だから麻酔はかけられない。

うちの子は心臓が悪いから全身麻酔はかけられない。

そういった、ある種の思い込みにも近いような考え方が

もしかすると動物たちの不利益につながっているかもしれません。

本当は全身麻酔を比較的安全にかけることができるのに

本当は手術をしてあげられるのに、、、

先日も、肥大型心筋症を持病に持ち現在投薬中の猫ちゃんが

前の動物病院では、心筋症があるから避妊手術はちょっと難しい、という話をされておりました。

ただ、その子は発情の度に食欲がどんどん落ちてきてしまい

体重が1キロ以上も落ちてしまうような状態でした。

さすがにそこまで生活の質が落ちてしまうのは、よろしくないということで

当院で避妊手術を行いました。

特に術中・術後ともに安定しており

帰宅後も元気にされており

避妊手術後の食欲はすごく増え、体重もみるみるうちに元通りになりました。

これは、極端な例かもしれません。

ですが、中途半端な情報だけで安易に麻酔を怖がるのではなく

大事なのは

本当に全身麻酔はかけることができないのか?

そこまでリスクが高いものなのか?

をきちんと評価することだと思います。

僕が奈良県で働いていた時の動物病院は

院長が循環器認定医だったこともあり

僧帽弁閉鎖不全症を抱えるわんちゃんや、心筋症を抱えるねこちゃんに全身麻酔をかける場面は

比較的多かったのかもしれません。

院長には『心臓が悪くて麻酔をかけられないなんてことはない』とずっと教わってきましたし

心臓病があるからという理由で全身麻酔に関してネガティブに捉えるのは

当時は自信が無いから言い訳をしているようにも感じておりました。

さすがにそこまでは言い過ぎなのかもしれませんが

実際、心臓病があるから全身麻酔をかけられないということはほとんどないと思われます。

きちんと起こりうる合併症の準備をし

仮に合併症が起こったとしても、そのリカバリーまできちんとやることができれば

麻酔による事故というものはほとんど防ぐことができるのではないかと思います。

もちろん100%安全な麻酔方法など存在しません。

だからこそ、より100%に近づけられるように日々勉強し続ける必要があるのだと思います。

いつか全身麻酔に対する安全性がもっともっと高くなって

飼い主様の全身麻酔に対する不安なんて、いつの時代の話?みたいな感じになって

(もうすでに全国探せばそういう方もいらっしゃるのかもしれませんが)

うちの子は半年の健康診断の一環で全身のCT検査をしているよー、とか

うちの子は1ヶ月に1回の全身麻酔下でのスケーリングで歯の健康を守っているよー、とかいう会話が

日常の中で普通に聞こえてくる時代が来たら、ちょっといいなと思っています。

全身麻酔へのハードルが下がることで

犬さん・猫さんの健康寿命が延びる。

そんなイメージでしょうか。

わんちゃん・ねこちゃんの全身麻酔について

ご不明な点・ご質問・不安なところなど

何かお聞きしたいことなどありましたら

ご気軽に動物病院まで足をお運びくださいませ。

それでは、今日はこのへんで失礼いたします。

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