重症例の全身麻酔管理と周術期管理
さっきまでこんなタイトルのセミナーの公開録画がありました。
登場した症例みたいなわんちゃんに
正直麻酔かけるの怖いなあとか思うわけですが
手術をしないと治療にならないような場面だって少なくないわけです。
それなら術前から状態を上げて
なんとか全身麻酔を遂行して
術後もきちんと管理して救命しないといけません。
それにあたって、どんな風に物事を考えていくか?っていうような
内容のセミナーでありました。
最近あげていた皮膚科の分野とは対局に位置するような分野ではありますが
やっぱり僕としては
生きるか死ぬか、みたいな集中治療の分野の方が好きなんだと思います。
どんな分野もそうですが
重症化しないような管理というものは、物凄く大事でありまして
健康診断や予防医療であったり
循環器疾患や腎臓病、内分泌疾患における定期的なモニタリングなんかは
動物を重篤化させないための取り組みとして
一次診療の担う役割として重要な位置を占めるんじゃないかなと考えています。
ただ、どうしても重症化してしまう子は存在するわけで
いざそうなった時にでも対応できるような知識や技術は持ち合わせていないといけません。
今日のセミナーはそんな感じのものでした。
皮膚の勉強したり歯科の勉強をしていたかと思えば
循環器や麻酔、内分泌疾患なんかもアップデートしないといけない、というのは
色々と頭の中が忙しいですが
僕としては専門診療だけをやる二次診療施設よりも
一次診療は飽きることがなくて楽しいなって思います。
明日は何にしましょうかね。
それでは今日はこれくらいで失礼します。