麻酔の認定医
今年度新しく発足しました
動物の麻酔認定医制度が本格的にスタートしました。
過去5年間の麻酔記録の提出と
いくつかの症例を抽出してのレポートの提出と
講習の動画を聴くっていうのが
来年の3月まで期限でして
それを提出してOKが出た人だけ
来年の6月の麻酔外科学会にて筆記試験があるみたいです。
そこで合格すれば、晴れて動物の麻酔の認定医の誕生って感じみたいです。
別に認定医を取ったから麻酔の技術が飛躍的に上昇するとか
そういうわけではないんだとは思いますが
ご家族様に与えられる安心感みたいなものもあるかもしれませんし
それに伴い、責任も重くなるようにも思いますが
やっぱちゃんとした麻酔を受けてもらいたいなって思うんですね。
TNR活動なんかを批判するつもりはないですが
野良猫さんを捕まえて助成金が出るからって
去勢手術や避妊手術をされる猫さんたちに施される全身麻酔の内容って
実際、結構ひどいもんなんです。
お金をかけられないから仕方ないのかもしれませんが
だからって同じ猫という動物なのに
痛みに苦しむような手術しかされないのはすごく可哀想だなあと思うわけです。
動物の麻酔の認定医制度がきちんと広まって
世の中で認知されるのには時間がかかるとは思いますが
将来的には、そういう資格を持っていない動物病院で手術するなんてありえないでしょ
的な空気感になってくれたら
手術の痛みに苦しむ動物の数も減らせるのだとは思うんです。
そんなに都合良く世の中できていないのは百も承知でありますが
少しばかり世の中の風向きが変わってくれるきっかけになってくれれば良いなとは思いますよね。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。