当たり前のこと
風邪を引いた後は
毎度お決まりのように、蓄膿と咳喘息の症状がしばらくつづくわけで
鼻が詰まるとで寝苦しさを感じることになります。
鼻が詰まっていない当たり前に呼吸ができる時は
そんなこと露ほども気にしないのですが
蓄膿になった時はいつも、鼻が詰まっていない時って何て楽なんだろうと感じるわけです。
そういうのは何に対しても同じでありまして
当たり前に享受できるようなことに対して
日常の中で有り難みを感じることなどないくせに
いざ有事の際には、あの頃は良かったなあと
当然の日常がいかに貴重なものであったかを思い知るわけですね。
今僕は、動物病院で普通に診療業務を行えるということの有り難みをひしひしと感じています。
正直、当院は4年目の動物病院としてはすごく順調に進んでおりました。
患者様が来なくて困る、みたいな開業当初の状況からは抜けておりましたし
数年後にはきちんとした形で拡大移転ということもできたと思います。
それが今、目の前には患者様がいらっしゃるのに診察する場がなくなるかもしれない。
そんな状況に置かれて初めて
『普通に診察業務ができるということ』が如何に貴重なものなのかを思い知らされているわけです。
健康であること、生きていることなんかもそうなんだと思います。
当然のことように思えることでも
実は全てが奇跡の上に成り立っているのかもしれません。
今年の目標は病院を存続させるために移転を無事に終えることです。
なんとか達成したいものです。はい。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。