みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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6月13日月曜日の診察時間です。猫さんの便秘について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

6月13日 月曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

先日の猫さんの便秘についてのセミナーについて

今日は復習も兼ねて、いくつかの情報をまとめていきたいと思います。

まずは、便秘とは何か?

ずばり排便頻度が低下することを指すわけですが

どのくらいから便秘ですか?と問われれば

基本的に猫さんは毎日排便する動物です。

ただ、食事だったり体格だったり基礎疾患があるなりで

排便頻度の低下を認める猫さんも多いかと思います。

じゃあ、具体的にどのくらい排便がなければ、病院に連れて行った方が良いのか?

今回のセミナーで、猫ちゃんをすぐに病院に連れて行く方が良い目安が

成猫さんなら5日間

子猫さんなら3日間

とされていました。

一つの参考にしてみていただければと思うのですが

ここで、一つの注意点は

小さな便が数個しか出ていない場合は、出ていない日としてカウントする必要がある

ということです。

ここを出たとしてしまうと治療介入が遅れてしまうので注意しましょう。

あとは、便秘っぽい症状だけが便秘とは限りません。

何が言いたいかわかりにくいですね。

便秘が原因となる他の症状もあるということです。

具体的に、便秘を呈している猫さんの主訴としては以下のものが挙げられます↓

・何度もトイレで気張るが便が出ない

・腹部疼痛

・嘔吐や食欲不振

・嗜眠

・体重減少

こんな感じです。

トイレで気張るけど出ない、という症状はわかりやすいですが

嘔吐なんかは別の疾患と間違われてしまうことも多いかもしれません。

次に、便秘の原因をおおまかに書いてきます。

便秘の原因は大きく器質性のものと機能性のものに分かれます。

器質性の原因というものは

物理的に便を出す通路に何かしらの以上があることを指しています。

消化管に腫瘍があったり、骨盤が折れていたり、会陰ヘルニアがあったりと

そんな感じです。

これらの原因は、身体検査と合わせて、腹部のレントゲン検査や超音波検査を実施することで

診断できることが多いものになります。

ただの便秘だと思っていたら、大腸腺癌が見つかりました、なんていうこともあるわけです。

注意が必要ですね。

次は、便秘の機能性要因です。

こちらの方が器質性のものよりも数は多いかもしれません。

便秘の機能性要因は、代謝性・神経筋の異常・薬剤性・その他に分かれます。

代謝性というのは、脱水(特に腎臓病の猫さん)や肥満があったり

筋力低下、高カルシウム血症などを含むので、割合としては多いかもしれません。

神経筋の異常には、脊髄の障害・特発性巨大結腸症なんかが含まれます。

薬剤性は文字通り、薬の投薬によって便秘になってしまうこと出ありますが

多いのは腎臓病の子が服用していらっしゃる

リン酸吸着剤や活性炭などでしょうか。

慢性腎臓病の猫さんは、ただでさえ脱水にもなりやすいので

代謝性の原因+薬剤性の原因となるため、便秘には特に注意ですね。

で、最後がその他の原因になるわけですが

これが一番可能性として高いかもしれません。

具体的に挙げていくと

・ストレス(ホテルや入院)

・トイレが汚い

・不適切な食事

・筋力低下、加齢

・関節炎などの痛み

・肥満

・肛門周囲の毛玉

こんな感じです。

食生活環境や加齢など、どの猫ちゃんでも起こりうる原因になります。

ここで面白い報告があります。

猫ちゃんの行動学についての研究で

以下の二つのトイレを用意しました。

Aのトイレは普通の水で濡れた後のある綺麗なトイレ

Bのトイレは尿の臭いをつけたトイレ

猫ちゃんはどちらのトイレを嫌うか?という実験です。

どっちだと思いますか?

普通に考えると、尿の臭いがするトイレを嫌いそうに感じるのですが

この実験結果では、Aの水で濡れた後のトイレをより嫌うという結果になりました。

同様に便でも実験が行われておりまして

便の模型が置かれているトイレと便の臭いがするトイレ、どちらを嫌うでしょう、というものです。

結果としては、便の模型が置かれたトイレを嫌うというものになりました。

猫ちゃんは意外にも視覚的な情報からトイレを選んでいるようですね。

もちろん、臭いがするのもNGだとは思います。

できるだけ綺麗なトイレ環境を整えることによって

猫ちゃんがトイレを我慢するという行動が減ります。

そうすることで、膀胱炎や便秘になるリスクというものを抑えることになります。

トイレの数、場所、砂の種類、大きさ、清潔度は非常に大事な要素になります。

そういった環境整備が便秘で悩む猫ちゃんの症状改善にも繋がるかもしれません。

本格的に便秘の症状があり

器質的な異常も見つからない猫さんに関しては

食事療法や薬物療法が適応になっていくわけです。

実際の治療に関しまして、気になる方はぜひ当院までお越しください。

便秘に悩む猫さんもいつでもいらしてください。

というわけで、本日は猫さんの便秘についてのお話でした。

それでは、今日はこのへんで失礼いたします。

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