みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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6月7日火曜日の診察時間です。セカンドオピニオンに関しても御気軽に相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

6月7日火曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

昨日は、輸血研究会 学術講習会の中の

自己血輸血に関しての講演を聞いておりました。

自己血輸血とは、文字通り自分自身の血液を輸血に使用する方法です。

通常のドナー・レシピエントから構成される輸血とは異なり

輸血による副反応を軽減できるというメリットがある方法です。

自己血輸血には、貯血式・希釈式・回収式の3つの方法がありまして

貯血式は、予定される手術日よりも前に

あらかじめ患者様からある程度の血液を採取しておき

手術当日に自分の血液を輸血製剤として使用する方法です。

一方で、希釈式とは

手術当日に、全身麻酔をかけた状態で

オペ開始前に、血液をある程度抜いて輸血製剤として保存しておき

代わりに輸液製剤で、失った血液分の循環血液を補う方法です。

その後、オペ中に輸血が必要になった際に、先ほど保存していた血液を輸血するという方法です。

ちょっとイメージつきにくいかもしれませんね。

で、最後の回収式というものは、なかなかワイルドな方法でして

胸の中やお腹の中で重度の出血が起きて

体の中に血液が溜まっている症例に適応になります。

獣医療でおそらく最も考慮しないといけない場面としては

わんちゃんの脾臓破裂による腹腔内出血の症例だと思います。

脾臓にできた腫瘤が突然破裂することにより

お腹の中で大量に出血が起こり

お腹の中は血液だらけになってしまいます。

わんちゃん自身は、急激に循環血液量が減少することによってショック状態になることも多く

早期の適切な初期対応を実施しなければ、命の危機に瀕してしまう状態です。

その際に、先ほど申しておりました回収式自己血輸血というものを考慮することになります。

基本的に、そういった症例は遅かれ早かれ

手術をして破裂した脾臓を摘出するという治療方針になることが多いため

理想的には輸血を準備した状態での手術に臨みたいのです。

が、動物医療において、すぐに血液が手に入ることも多くはありません。

そこで、考案されたのが

出血によってお腹の中に出てしまった血液をそのまま血管に戻してしまえばいいんじゃないか?という方法です。

もちろん、そのまま戻すと

血液が塊になったりして血栓になってしまうリスクもありますので

洗浄したり、フィルターを通したりという処置が行われます。

ヒトの医療分野では、回収した血液を洗浄するための専用の機械があるのですが

現状、動物医療においてはそれは使用できません。

また、回収式で問題となるのは

破裂した脾臓の腫瘤が悪性腫瘍だった場合に、腫瘍を全身に拡げてしまうのではないか?という点でした。

確かに腫瘍細胞を含んだ血液を血管に戻してしまうと

人為的に腫瘍細胞を全身へと拡げていくようなイメージになってしまいます。

ですので、以前はそういった点を考慮しないといけないとされていました。

が、最近はそうではなくなってきているみたいです。

同じ脾臓が破裂した腫瘍症例で

回収式で自己血輸血をした症例としていない症例での結局の腫瘍による予後は変わりないというデータがでてきているようです。

この方法自体は以前からあるものですが

だんだん考え方も変わってくるものですね。

やはり医療という分野は学び続けないといけないのだと思います。

昔の常識は今の非常識となってしまうことも少なくありません。

可能な限り、最新の医療を届けられるように研鑽を続けたいと思います。

それでは、今日は今から循環管理のセミナーです。

集中治療×救急の分野の3人の先生のセミナー、楽しんでまいります。

失礼いたします。

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