みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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5月2日月曜日の診察時間です。犬・猫の慢性腎臓病でお悩みの方は静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックへどうぞ。

こんにちは。大山です。

5月2日 月曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

当院の(というか僕自身の?)こだわっている医療の一つに

輸液療法(いわゆる点滴)があります。

動物医療において行われる輸液療法としては、大きく静脈輸液と皮下輸液が挙げられます。

静脈輸液は文字通り静脈(血管)から輸液製剤を流すため

お預かりをさせていただきゆっくりと時間をかけて輸液を実施します。

それに対して、皮下輸液(皮下点滴)はかかる時間はそんなにかかりません。

ですが、もちろん一長一短ありまして

皮下輸液にはブドウ糖が入って輸液製剤は一般的には使えないとされておりますので

皮下輸液では細胞内脱水は補正することができません。

ここで細胞内脱水というワードが登場するわけですが

これを細かく説明すると、このブログを最後まで読んでくださる方は激減しそうなので

かなり端折って説明しますが

簡単に言うと、生理食塩水や乳酸リンゲル液みたいな

いわゆる皮下点滴に使用される輸液製剤は細胞脱水を補うもので

細胞内脱水を補うためには、ブドウ糖の入った輸液製剤を使用するか

もしくは自分自身でわんちゃん・ねこちゃんに水を飲んでもらうしかありません。

ここで、慢性腎臓病の患者様について少し考えてみます。

慢性腎臓病の患者様に対して、血液検査上の腎数値が高いからという理由だけで皮下点滴が実施されることをよく見かけますが

厳密にはあれは意味がないものだと僕は考えています。

(こんなことを書くと反論が来そうですが、ぜひ反論していただいて討論したいなという気持ちが強いので書いていきます。)

BUNが120、Cre(クレアチニン)が5や6を超えていても

食欲・元気があって、体重も落ちない子もたくさんいます。

食欲を上げるために数値を下げる目的で皮下点滴を実施することにはあまり意味がないわけです。

大切なのは、その子が脱水しているのか(もしくはすぐに脱水しそうな状況なのか)?ということで

かつ、その脱水は細胞外のものなのか、細胞内のものなのかをある程度予測し治療を行うことです。

もちろん、その子のどの分画が脱水しているのかを正確に判断するのはかなり難しいため

輸液の反応性を見ながら判断していくこともあるかとは思います。

ですが、ただ闇雲に皮下点滴を毎日続けていても

本人の状態が良くならないことはままあります。

それを腎数値が高いからという理由だけで片付けてしまうのは、些か乱暴なように感じます。

中には、腎数値が高いから全身状態が上がらない子もいるのかもしれません。

ですが、細胞内が脱水している子に皮下点滴をずっと続けるとどうなると思いますか?

皮下点滴をすると動物は自分で水を飲まなくなることも多いです。

そうすると、一向に細胞の中に水分が行き渡ることがありません。

細胞内の水分はどんどん枯渇していきます。

結果として、本人の状態が悪くなっていくこともあります。

水分が足りない場所に適切な量の水分を届けるというものが輸液療法において大事な考え方だと思います。

慢性腎臓病の患者様で皮下点滴をしていても状態が良くならない

そんな子がもしいらっしゃいましたら

半日だけでも預かって細胞内補充液の点滴をするという治療を実施することで

状態が改善することもあるかもしれません。

慢性腎臓病についてお悩みの方がいらっしゃれば

ぜひ、当院まで一度お話だけでも聞きに来ていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

それでは今日はこのへんで失礼いたします。

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