みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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3月28日月曜日の診察時間です。フィラリア予防の季節が始まります。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんにちは。大山です。

3月28日月曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

今日はとても暖かい1日でしたね。

春という季節が本格化してくると、フィラリア予防のシーズンが始まります。

静岡市でお仕事をさせていただくようになって

フィラリア検査で陽性のわんちゃんには一人しか出会ったことがないのですが

奈良で働いていた時には、年に数回は必ず検査陽性に出会う機会がありました。

僕の地元は大和郡山市というところで

おそらく静岡市にお住いの方よりも、犬さんの予防意識が低かったのと

金魚で有名な町らしいので、金魚池がいたるところにあり蚊が多かったのもあるのかもしれません。

いずれにしろ、およそ5年間の勤務の中で

重症例から軽症例まで

バラエティに富んだフィラリア感染症を診察させていただく機会はありました。

猫ちゃんのフィラリア症に関しては

ごめんなさい、僕は診断させてもらった経験は直接はありません。

わんちゃんと比較して、感染したとしても発症する確率は低くなりますが

発症してしまったら、呼吸器症状や突然死など、重篤な状態になることが知られております。

仮に診断できたとしても治療方法がなく、救命率が低いため

できれば猫ちゃんに関しても、フィラリア症は予防によって防ぎたい疾患です。

じゃあ、わんちゃんはフィラリア症に罹っても何とかなるのですか?と問われれば

あくまで、猫ちゃんと比較したらという程度なんではないかなと思います。

メラルソミンというフィラリアの駆虫薬による治療も何度か経験がありますし

それによってフィラリア抗原検査を陰性にすることも可能だと思います。

しかし、一度心臓〜肺動脈に寄生したことによって

それなりに血管系にダメージは与えるのではないかと思います。

過去にフィラリア症の駆虫を行った子達で、数年後に肺高血圧症となった症例も何人か診させていただきました。

フィラリア症が原因となる肺高血圧症は

他の原因による肺高血圧症と比較すると、まだ治療反応がある方なのかもしれませんが

肺高血圧症自体は予後が良くない病態とされておりますので、ならないに越したことはありません。

大学時代の同級生の話なんか聞いても

フィラリア症を診たことがないという人も何人もいます。

ただ単に僕の地元がフィラリア感染が多い方の自治体だったんだと思います。

ということは、予防意識さえしっかりしていれば、だんだんと少なくなる病気のはずなんです。

ですが、狂犬病予防みたいに法律で規制されているわけでもありませんし

予防するかしないかは、飼い主様の判断に委ねられております。

僕としては、予防すればほぼ100%防ぐことのできる疾患で

かつ、発症してしまった場合に命に関わるような疾患なのであれば

やはり皆様に予防していただきたいなあ、と考えます。

が、予防していない方がいらっしゃるのも事実です。

そうした場合、やはり自分の家族の命は自分たちで守るしかないのだと思います。

あと、補足になりますが

フィラリア予防薬には飲み薬だけでなく、注射薬がございます。

一度注射することで1年間フィラリア予防ができるという優れものであります。

が、当院は取り扱わないことにしております。

別に、注射薬が悪いとか、そういった理由でなく、きちんとした考えがあってのものです。

注射薬はないんですか?と質問される機会が多いので

以下にその理由を書いていきます。

第一に副作用の問題が懸念されること。

メーカーに聞いたら、確かに件数は少ないのかもしれません。

しかし、今年に入ってすでに2件のアナフィラキシーが報告されているお薬を

僕自身は使用するのを躊躇ってしまいます。

動物医薬品の副作用の報告に関しては、データベースがありますのでよろしければ参考にしていただければと思います。

こちらがフィラリア予防の注射薬の事例です↓

https://www.vm.nval.go.jp/public/detail/13646

この報告件数を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは人それぞれだと思います。

副作用の報告が100%薬剤との因果関係を証明されているわけでもありません。

おそらく多くの患者様には影響なく使えるのだと思いますが

当院は、命に直結する分野に力を入れております、と言っている以上

アナフィラキシーを起こす可能性のある薬を使用するよりは、より安全性の高いと考えられる経口薬を使用するという考えに至ります。

すみません。

第二に、良くも悪くも1年間効いてしまうということです。

確かに、一度の注射で1年間効果があるのであれば

飲み忘れがなくなりますし、フィラリア症の予防という観点からすれば効果は高いのだと思います。

ただ、1年間健康で何もないかどうかは誰もわかりません。

もしかしたら途中で何かの病気になってしまうかもしれません。

特に中高齢以上のわんちゃんに関しては、1年の途中で命に関わる疾患が起こる可能性もあると思います。

そういった子にもフィラリア予防薬を投与し続けるのか?ということにもなるわけですが

個人的には、終末期の状態でフィラリア予防をする意味がどこまであるのかは疑問だと考えているので

盲目的にずっと効果のある長時間型の薬はあまり使用をしないようにしております。

他にも理由がありますが、ここで書くと炎上しそうなのでやめておきます。

気になる方は直接病院にて効いていただければと思いますが

僕の個人的な一番の不安材料はやはり副作用の問題です。

起こる確率が宝くじみたいなものだとしても

打たなければ、その確率はゼロになるわけです。

避けられるのであれば、経口薬を使用することで避けたいと僕は考えてしまいます。

注射薬をご希望の方には、希望に添えず申し訳ありませんが

ここで考え方がブレるようなら、当院を応援してくださっている方々にも失礼な行為だと思いますので

現在の薬に何かしらの変化がもたらされない以上、当院ではフィライアの注射薬を使用することはございません。

長くなりましたが、このへんで今日は失礼いたします。

犬さん・猫さんのフィラリア予防について

何かご質問のある方は、直接病院までお越しいただき聞いていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

当院のご評価やご意見をいただけるとスタッフ一同励みになります↓

https://g.page/r/CUM1xhKUO1ueEBE/review

よろしくお願いいたします。

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