みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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1月19日水曜日の診察時間です。心臓病の子の消化器疾患について。セカンドオピニオンも受け付けております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

1月19日 水曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

犬さんに代表される循環器疾患(心臓病)である僧帽弁閉鎖不全症ですが

ACVIMという国際的な団体が発表しているステージ分類というものがあります。

ステージはA、B1、B2、C、Dという順番に悪くなっていくのですが

Cから先は一度でも肺水腫(肺に水が溜まるイメージです)になったことのある子が当てはまります。

本疾患は下の図の中の僧帽弁という弁がうまく閉まらないことが原因で起こる病態です。

そうすると、左心室から左心房へと血液が逆流し

徐々に左心房がパンパンになり次第に圧力が高くなっていってしまいます。

左心房の前に位置するのは肺になりますので

左心房の圧力が高くなりパンパンになると、肺にまで血液が逆流し肺水腫を引き起こします。

そうすると、呼吸がうまくできず酸素を取り入れにくくなり、わんちゃんを命の危険に追いやります。

この肺水腫の状態から脱出するために

初期治療として強心剤・利尿剤などを駆使していくのですが

基本的には、急性期の治療を無事に乗り越えられた後も投薬が続きます。

特にピモベンダンに代表される強心剤は基本的にずっと必要となりますし

利尿剤も多くの子が継続することとなります。

前置きが長くなりましたが

今回は、この利尿剤を使用している症例で特に注意しなければならない消化器症状について書きたいと思います。

そもそも僧帽弁閉鎖不全症のステージC以上の症例は

全身に血液をうまく循環させることが健常な子よりも苦手な場合が多いと思われます。

そうすると、腎臓や膵臓や消化管などに代表されるような各種臓器にうまく酸素を届けられません。

その結果、慢性腎臓病、膵炎、嘔吐、下痢などの症状を引き起こすこととなります。

そこにプラスして利尿剤を飲んでいますので

薬の影響で、体内の水分バランスはややマイナスに維持されることも多く

嘔吐+下痢+利尿剤で一気に脱水が進行することも珍しくありません。

大切なのは

症状が安定していたとしても、定期的に診察をすることで状態を把握すること

好きな時に好きな量の水がきちんと飲めるようにして飲水量を確保すること

嘔吐や下痢といった消化器症状によって水分が失われるような状況の時を軽視しないこと、かなと思います。

僕の経験上、僧帽弁閉鎖不全症のわんちゃんは

肺水腫からの呼吸困難で亡くなることはあまり多くなく

どちらかというと慢性腎臓病や膵炎によって最期を迎えることが多いです。

投薬の量の調節や点滴治療などを駆使しながら

そういった合併症に気をつけていくことが、この疾患の生存期間を増やすことになるのだと思います。

当院にも僧帽弁閉鎖不全症のステージC以上の子が何人もいらっしゃいます。

ここを読んでる方の中にも、心臓病の投薬をされている方がいらっしゃるかもしれません。

そういう子がお家にいらっしゃるご家族には

心臓病の子の消化器疾患は甘く見ないほうが良いんだよ、ということを知っておいてほしいなと思います。

早期の消化器症状への治療介入によって、その子の運命が変わる場面が多いように感じます。

参考にしていただけると嬉しいです。

最後に

当院では、循環器疾患・腎泌尿器疾患などについてのセカンドオピニオンも随時受け付けております。

初診料をいただいておりませんので、お話だけでも構いません。

ご気軽に病院まで来ていただければと思います。

何か新しいご提案ができるかもしれません。

よろしくお願いいたします。

それでは、今日はこのへんで。

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