みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

  1. ホーム
  2. 動物病院
  3. 1月15日土曜日の診察時間です。腎臓病・心臓病のセカンドオピニオンもご気軽に相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

1月15日土曜日の診察時間です。腎臓病・心臓病のセカンドオピニオンもご気軽に相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

1月15日 土曜日の診察時間です。

午前中 9時30分 から 12時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

当院が所属している獣医麻酔・集中治療の団体であるVESでは

毎月、論文の内容を共有する形でアップしてくださいます。

で、今月の論文が僕的には結構熱いものでして

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34166287/

重症患者における血清ナトリウム濃度と死亡率を調査したものです。

人間の方の報告にはなるのですが

血圧が正常な患者さんに輸液によってナトリウムの上昇が見られた場合

死亡率が上昇するというような内容の報告です。

逆に、低ナトリウムのある患者さんに輸液をしてナトリウムの上昇が見られても

死亡率は上昇しないということです。

つまりは、当たり前なのかもしれませんが

輸液が必要な人には輸液をすることは治療になりますが

輸液が必要でない人に輸液をすると有害となりうるということでしょうか。

これ、めちゃくちゃ当たり前のことを書いているだけのように感じると思うんです。

ただ、この輸液が必要か必要でないか、というのを見極めるのって

ものすごく難しくて

医学領域でも絶対的な指標というのはまだありません。

もちろんそれは獣医療でも同じでありまして

臨床経過、心拍数、血圧、直腸温、四肢の温度、心臓のエコー検査、後大静脈の張り具合などなど

様々な所見を組み合わせて、この子にどれくらいのスピードで

どんな輸液製剤の輸液が必要なのか?というものを検討していく必要があります。

今回の報告は重症症例にスポットをあてた研究なので

どちらかというと急性期の患者様を対象とした話にはなるとは思うのですが

僕的には、慢性腎臓病に代表されるような慢性疾患の子に対する点滴治療においても

高ナトリウムというのは問題になりうるのではないか?と考えています。

特に、現在では、ご自宅で皮下点滴をするという治療選択があるくらい

慢性腎臓病の猫ちゃんには皮下点滴が日常的に行われております。

この中には、おそらく本当に点滴が必要な子も一定数いらっしゃって

皮下点滴をすると元気になって食欲が出るという子ももちろんいるとは思います。

ただ、よくよく気にして見てみると

中には点滴をしても症状の改善が見られない子

逆に皮下点滴をすることによって生存期間を縮めてしまっているような子も一定数いるのでは?と感じています。

そういう子を上手く見つけてあげて、皮下点滴以外の治療を実施することで

状態の改善を図ることができれば

予後はもっと良くなるのではないかなと思いますし

実際に慢性腎臓病のIRISステージ4の猫ちゃんでも統計を大幅に上回る生存期間を

今もなお継続している方もいらっしゃいます。

もちろんすべての子がそう上手くはいかないとは思います。

ですが、皮下点滴以外の治療選択を増やすことは、間違いなく予後改善に繋がるように感じています。

大事なのは、どの子が点滴が必要で、どの子が必要でないか?をきちんと見極めることなんでしょう。

明日の循環管理のセミナーでは、もしかしたらそのヒントが得られるかもしれません。

早速取り入れて、次の日の診察から活かしていきたいと思います。

それでは、今日はこのへんで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事