みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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1月13日木曜日の診察時間です。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

1月13日木曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

先日、当院に来たわんちゃんの話をさせていただこうかと思います。

来院する前の日の夜から体調がなんとなく悪く

当日の朝からぐったりしているという主訴で来院されました。

来院時刻は夕方の18時を少し過ぎたあたりでした。

来院時、心拍数は180bpm前後(正常な犬さんの心拍数は小型犬だと100〜120回ぐらいです。)

体温は39.4℃と少し熱があるにも関わらず、四肢末端やマズルはすごく冷たい。

本人も自力で立つコトが難しく、辛うじて顔を上げられるかという状態でした。

完全にショック状態です。

血液検査や超音波検査の結果

腹部での胆嚢破裂による胆汁性腹膜炎によるショック状態である可能性が高いと判断しました。

破裂した胆嚢からは、中の胆汁が漏れ続け

お腹の中はものすごい炎症が起こり続けます。

血圧が低い中、なんとか両前足の静脈を確保し、急速輸液を開始。

血圧、心拍数、体温、心臓のエコー検査のモニタリングを開始しました。

幸いにも初期の輸液治療に反応が見られ

昇圧剤を使うまでもなく血圧の上昇と意識レベルの改善

四肢末端温度の上昇を認めました。

心拍数も徐々に低下の兆候が見られ

夜中の1時〜2時ぐらいには、心拍数は90〜100bpm、血圧は上が120で真ん中が95ぐらいまでに上昇しました。

お腹の中に増えてきた腹水を少量抜去し、検査をしたところ

腹水中のビリルビン濃度の上昇を認めました。

胆嚢破裂、確定です。

おそらくこのタイミングで、胆嚢摘出の手術に向かうのがベストだったんだと思います。

ただ、時間は夜中の2時を少し回ったところ

病院にはもちろん僕一人しかおりません。

翌日は通常の診察業務があります。

みんなを呼び出して手術をしましょうは、さすがに無理があると思います。

結果的に、朝方には体内の炎症反応が続いていたこともあり

全身性の浮腫が始まりました。

血管内のボリュームを維持することがなかなか難しくなってきて

昇圧剤を高用量で併用していくものの、血圧は少しずつ低下していってしまいます。

昼の予定を延期し、午後の診察を休診にして

予定よりも早く手術へともっていきましたが

結果的に助けることはできませんでした。

どうすればよかったのかな、とずっと悩んでおります。

18時30分から安定させるまでに時間がかかりすぎたのかもしれません。

3、4時間でどうにかしていれば、そのまま手術にできたのかもしれません。

夜中の2時から昼までの間、血圧を維持するだけの技量が僕になかっただけなのかもしれません。

いずれにしろ、僕の完全敗北だなと思います。

24時間いつどのタイミングでも、最大限のパフォーマンスを発揮させる必要があるのだと思います。

現実的に考えれば

常勤の獣医師が4、5人いて、看護師さんたちが15人程度、その他のスタッフを合わせて

合計30人ぐらいいれば、いつどんな子が来ても同じレベルのクオリティを出せるのでしょうか。

もちろん、個人個人のスキルの高さは求められるとは思いますが

マンパワーという言葉が、どうしても今の僕には魅力的に聞こえてしまいます。

助けることができなかった子とそのご家族には申し訳ない気持ちでいっぱいで

それなのにとても暖かい感謝の言葉ばかりをいただいて

この悔しさを糧に成長し、次の子を助けることに全力を尽くすしかないのだと思います。

どんだけ考えても、今、僕一人にできることは限られていて

全力で目の前の患者様の診察にあたること、全力で自分自身が学ぶこと、スタッフを育てること

それぐらいなのかなと思います。

そうすることで

①患者様の満足度が上がる → ②口コミで患者数が増える → ③病院の売上が上がる

→ ④スタッフ増員と医療設備の拡充を行える → ⑤治療成績が上がる → ①に戻る 

この流れが繰り返されると思っています。

目の前の患者様の診察に全力を尽くすことで①へと繋がり

自分自身の学びとスタッフの教育は⑤に繋がると思います。

結果的にこの好循環に乗ることができれば、徐々に助けられる犬さん・猫さんの数も増えると思います。

もちろん、実際はこんなにスムーズな流れを取るはずもなく

患者数が増えれば、待ち時間が増えて、満足度が減ってしまうかもしれません。

スタッフの疲労度が増すことで、パフォーマンスの低下をきたし

結果的に患者様の満足度が落ちるかもしれません。

大事なのはバランスで、患者様の数と病院の規模の増加の仕方がちょうど良い感じで進むのが理想なのです。

どっちが多くなりすぎても、病院が立ち行かなくなる可能性があるのが

まだできて日の浅い当院の弱点なのでしょう。

なんか悩んでばかりですみません。

とりあえず、できることを一つ一つやっていこうと思います。

今週の土曜日は夜から循環器のセミナーです。

久しぶりのVES主催のセミナーで今からワクワクしております。

一つでも多くの後悔を減らせるように一生懸命勉強してきます。

それでは、今日はこのへんで失礼いたします。

以下、補足です。

最近、口コミページを載せるのを忘れておりました。

当院での実際のご経験などを書いて頂いたり、当院のご評価をいただけると嬉しいです↓

https://g.page/r/CUM1xhKUO1ueEBE/review

よろしくお願いいたします。

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