みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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12月23日木曜日の診察時間です。犬の肺高血圧症について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

12月23日 木曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

ごめんなさい。今日はブログに書くことが思いつかないので

わんちゃんの肺高血圧についての論文でも紹介します↓

肺高血圧症は、肺動脈の圧力の上昇がなんらかの原因により引き起こされ

右心不全や呼吸困難などを引き起こす致死的な病態とされています。

肺高血圧症になる原因としては

原発性の肺高血圧症、左心疾患、呼吸器疾患や低酸素、肺血栓塞栓症などなど色々とありますが

今回の論文は呼吸器疾患や低酸素に続発した肺高血圧症について

臨床所見、検査所見や生存期間などをまとめたものです。

肺高血圧症の原因となる呼吸器疾患や低酸素病態としては

気管虚脱、気管支軟化症、気管支拡張症、肺気腫、腫瘍、肺炎などが報告されております。

つまり、これらの持病がある子に関しては

その後肺高血圧症に発展してしまう可能性があるわけです。

肺高血圧症の臨床症状としては

頻呼吸、呼吸困難、失神、腹水貯留などの右心不全徴候などが挙げられますが

興奮時のみに徴候を認めることも多いです。

ワンワン吠えた後に失神してしまったり

トリミングの時に呼吸困難になってしまったり。

ヒト医療ガイドラインにおいては、呼吸器疾患や低酸素に続発した肺高血圧症に対しては

肺血管拡張薬を慎重に使用するべきor使用を推奨しない、とされております。

一方、今回の報告で

一般的に獣医療で用いられている肺血管拡張薬であるシルデナフィルやタダラフィルといった薬を

呼吸器及び循環器専門医の診療施設で適切に使用したところ

安全に使用することができ、生存期間を延長させたとされています。

当院でも、実際にシルデナフィルの投与によって呼吸状態が改善した子を経験しておりますので

慎重に経過観察をしながら使用をしております。

今回紹介した肺高血圧症は

ここ5,6年ぐらいの間にセミナーや学会などでよく話題に上がるようになりました。

ヒトの方だと肺動脈圧をカテーテルを入れて測定し診断していくのですが

動物においてなかなかそれは難しいのが現状です。

そこで心臓のエコー検査によって代替的に診断していくわけですが

エコーの機械の質が上がってきたことが診断精度を上げていき

10年以上前はあまり話題にもならなかった疾患が出てきているのかなと思います。

獣医療もヒトの医療ほどではないかもしれませんが、日進月歩です。

そういった獣医学の進歩に取り残されないように頑張りたいと思います。

わんちゃんの興奮時の呼吸困難や失神などに対してお悩みの方がいらっしゃれば

もしかしたら、この肺高血圧症かもしれません。

セカンドオピニオンもいつでも受け付けておりますので

ご気軽に相談に来てください。

それでは、今日はこのへんで。

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