みなとまちアニマルクリニック(清水区動物医療センター)は、心臓病・腎臓病・麻酔に力を入れている動物病院です。

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12月1日水曜日の診察時間です。周術期の栄養管理について。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

12月1日水曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

動物臨床医学会の学術大会の配信が12月5日まででして

見切れていない動画たちを時間があれば聴いているわけなのですが

今日はその中で、周術期(手術前から手術後までの期間)の栄養管理ついて書いていきたいと思います。

昔から、手術の前は12時間以上の絶食絶水というものはよく行われておりましたし

手術の後も、手術当日の夜は絶食にされていて

次ゴハンが食べられるのは手術翌日の朝にされていることも多いです。

ただ、術前術後の絶食時間が長くなることの弊害は大きく

術前に関しては絶食時間が長くなるほど胃酸のpHは下がります(より酸性になります)し

術後に関しては、術後の回復遅延に繋がります。

じゃあ、術前の絶食なんてさせなければいいじゃん!となるわけですが

そこは全身麻酔によって胃の噴門(入り口)が開いてしまうことにより

胃内容物が食道へ逆流してしまうという現象があるためです。

その時に胃内に食べ物が入っていると、術中の嘔吐や誤嚥生肺炎の原因になってしまうため

術前の絶食が推奨されていました。

それでは、術前何時間前までなら食べていいのか?

どんな形状のものなら食べても大丈夫なのか?

ということを調べてくれた報告があります。

結論、術前3〜4時間前までで液体のフードなら

誤嚥のリスクになる可能性は低く、かつ胃酸の低下も防ぐことができ

手術ギリギリまで栄養補給ができます。

結果として、手術侵襲による影響も減らすことができ、術後の回復も早くなります。

術後の食事に関しても

できるだけ早期に経腸栄養を開始することが推奨されております。

たまに消化管異物などの手術によって

腸切開などの手術を行った症例で3日間絶食されている病院さんなどがあるみたいですが

使える腸はできるだけすぐに使う方が、結果的に予後が良くなりますので

当院では消化管を切るような手術であったとしても

消化管の動きが見られれば、翌日にでもすぐに影響供給を開始するようにしています。

以上のように、術前は極力ギリギリまで栄養補給をしてもらい

術後はできるだけすぐに食事を開始する、という形が理想なのだと思います。

当院では、現状、術後の早期の食事開始というところは実施しているのですが

術前の液体フードの給与を勧めるというところにはまだ至っておらず

まだ理想型にはなっておりません。

全身麻酔前にゴハンを与えるということを心配される飼い主様もいらっしゃったり

電話で手術のご予約を頂いた際に、液体フードをお渡しする機会がなかったり

液体フードもそんなに安いものではなかったりと

色々と弊害とあったため、きちんと実施できておりませんでした。

はい。言い訳ですね。ごめんなさい。

やはり手術をする以上、より良い形を目指していかないといけないので

少しずつ進めていきたいと思います。

ですので、まずは比較的健康体であるはずの

去勢手術や避妊手術の患者様から順次始めていきたいと思います。

手術に関わる費用がほんの少し増えてしまうというデメリットはあるかもしれませんが

犬さん・猫さんの身体にとって、より負担の少ない手術をご希望の方

ぜひお話を聞きに病院まで来ていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

それでは、今日はこのへんで。

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