静岡市清水区の動物病院。みなとまちアニマルクリニック。腎臓|心臓|麻酔

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11月14日日曜日の診察時間です。犬の腎臓病の治療薬のセミナーを受講しました。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

11月14日日曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 14時 から 18時まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

昨日の夜は、犬さんの腎臓病の治療薬についてのセミナーを聴講しました。

僕が参考にさせていただくことも多い日獣大の宮川先生のセミナーでした。

今回のセミナーは慢性腎臓病(CKD)の治療というものにスポットを当てたセミナーでした。

慢性腎臓病の治療薬について

一般的に知られているものは猫ちゃんでもそうですが、以下のようなものが挙げられます。

ACE阻害薬 (商品名:フォルテコール、エナカルドなど)

ARB(アンギオテンシン受容体阻害薬)(商品名:セミントラ、テルミサルタンなど)

ベラプロストナトリウム(商品名:ラプロス)

アムロジピン

よく使用されるのはこの辺りでしょうか。

熱心な飼い主様は、聞いたことのある薬も多いのではないでしょうか。

これらの薬剤は、腎臓の血流量を増やす目的、尿蛋白の抑制、高血圧の治療として使用されます。

ただ、これらの薬は適切に使用しないと

逆に腎臓機能の低下を招く結果になってしまうこともあり

使用に際しては、適応症例をきちんと見極めていかなければなりません。

今回のセミナーでも何回か説明されておりましたが

腎臓病の薬を選択するにあたって

血液検査(BUNやクレアチニン、SDMA、シスタチンCなど)だけでは決めることができません。

腎臓病における血液検査というものは

病気を発見するきっかけや、進行具合をモニターする検査としては有用ですが

この子にどういう治療が必要なのか?という情報に関しては、教えてくれないということです。

治療薬の選択にあたって大切になる検査は

レントゲン、エコーなどの画像検査、尿検査及び尿蛋白の測定、血圧測定などです。

これらを検査せずして薬を処方すること自体、危険な行為のようです。

また、今回のセミナーでも述べられておりましたが

個人的に静岡に来て、怖いなあ、と感じた事例を。

上に挙げた薬の中で

ACE阻害薬とARBを併用されるケースが結構あるみたいで

商品名で言うと、セミントラとフォルテコールを合わせて飲むみたいな感じです。

これらの薬剤の併用は

高カリウム血症につながる恐れと

腎機能の大幅な低下につながる危険性があります。

実際に、当院にいらっしゃった何人かのケースでも

両薬剤の併用によって腎数値が大幅に上昇した症例

食欲が落ちていた症例

慢性腎臓病が進行してしまった症例などがいらっしゃいました。

薬剤をスタートする前の状況を完璧に把握できているわけではないので

なんとも言えない点もあるかもしれませんが

いずれの症例も血液検査しかされていないケースでありまして

本当に危険なのだな、ということを実感しました。

今回のセミナーのような注意喚起をしてくださる内容の講義を聴く先生が一人でも多くなり

そういった医原性の腎障害みたいなものが

一件でも多く減ってくれたらいいな、と思います。

当院は、腎臓病・泌尿器疾患の診断・治療に力を入れております。

来年以降には、腎泌尿器学会の認定医取得もできそうな感じであります。

犬さん・猫さんの腎臓病でお悩みの方

初めての方やセカンドオピニオンをご希望の方でも

ご気軽に当院までお立ち寄りいただければと思います。

それでは、今日はこのへんで。

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